植物と園芸

若木をシカから守るには

食害、角こすり、ウサギ、ハタネズミ、冬の被害から若木を守る方法。樹幹ガード、ケージ、柵、忌避剤の使い分けを解説します。

若木はシカによる食害と角こすりの両方に弱いものです。食害では芽や新梢が失われます。角こすりでは樹皮が剥がれ、幹を一周する損傷や枯死に短期間で至ることがあります。ウサギやハタネズミも雪面付近の幹を傷めるため、樹冠だけを守ればよいわけではありません。

最も確実なのは物理的な障壁です。忌避剤は補助になりますが、繰り返し処理する必要があり、シカが多い場所では頼りきれません。

果樹については、わい性リンゴの木:管理と費用を参照してください。

最終更新:2026年6月6日。

まず押さえたいこと

若木の周囲に丈夫なケージや柵を設け、樹皮を守る樹幹ガードを加え、忌避剤は補助として使います。シカが芽に届かず、幹に角をこすりつけられないだけの高さと幅が必要です。毎年秋と冬に保護状態を確認してください。

被害の種類

被害 見た目 適した保護
食害 芽や新梢が切られる ケージまたは柵
角こすり 幹の樹皮が削られる 樹幹ガードとケージ
樹皮の剥離 雪面付近の樹皮がなくなる 幹巻きまたはガード
生け垣への繰り返す食害 平らな食害線ができる 柵または植物の変更

樹皮が幹の周囲一周にわたってなくなると、木は生き残れないことがあります。

おすすめは1本ずつ囲うケージ

若い庭木や果樹の多くでは、個別のケージが費用と効果のバランスに優れます。

必要なもの・条件:

  • 溶接金網または丈夫な柵
  • 強い支柱
  • シカが幹に届かない直径
  • 地域の被害圧に合う高さ
  • 必要に応じてウサギの侵入を防ぐ裾

細い保護チューブでは、幹を守れても芽は守れない場合があります。

樹幹ガード

次の被害への保護に役立ちます。

  • 角こすり
  • ウサギ
  • ハタネズミ
  • ナイロンコード式草刈り機による傷
  • 樹皮の薄い一部の若木の日焼け

使用には注意が必要です。暖かく湿った季節に、幹に湿気を閉じ込めないようにします。幹の成長に合わせて点検し、調整してください。

忌避剤

食害を減らすことはありますが、シカが多い場所ではそれだけで解決しません。

使用のポイント:

  • 被害が始まる前に使う
  • 必要なら製品を替えながら使う
  • 雨の後、またはラベルの指示に従って再処理する
  • 障壁と組み合わせる
  • ラベルで認められていない限り、食べる収穫部分には使わない

製品のラベルを厳密に守ります。

果樹を守る

果樹は特にシカを引きつけます。次の部分を保護します。

  • 中心となる主幹の先端
  • 骨格となる主枝
  • 花芽
  • 幹への角こすり
  • 接ぎ木部分

被害圧が高い場合は、忌避剤に頼らず、柵で囲った果樹園区画に植えましょう。

冬に向けたチェックリスト

冬前に行うこと:

  1. ケージを設置するか点検する。
  2. 樹幹ガードを加える。
  3. 幹の近くの雑草や背の高い草を取り除く。
  4. マルチが樹皮に触れていないか確認する。
  5. 暴風雨の後は柵を固定し直す。
  6. 忌避剤を使う場所では再処理する。
  7. 積雪の高さが変わったら点検する。

ほかの季節の作業は、月別の庭の管理チェックリストを参照してください。

よくある質問

何mの柵ならシカを防げますか?

完全に侵入を防ぐには高い柵が必要なことが多く、通常は約2.4mが目安です。ただし、個別のケージでも、幅と強度が十分なら機能します。地域のシカの多さも関係します。

プラスチック製の保護チューブで防げますか?

幹は守れても、枝や芽の食害までは防げない場合があります。全体を守るにはケージを使います。

角でこすられた木は回復しますか?

損傷の程度によります。幹を一周するように樹皮が失われた場合、生存は難しくなります。部分的な傷なら、木が健康であればカルスができて覆われることがあります。

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参考資料

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