水のやりすぎは、単に水量が多いことではありません。根の周りの酸素が長時間不足することです。土が水で満たされたままだと根は呼吸できず、腐敗を起こす病原体が広がります。腐った根は吸水できないため、土が濡れていてもしおれることがあります。
早く対処するほど、回復の可能性が高まります。
鉢と土で予防するには、排水穴のある室内植物向けの鉢と室内植物に適した土をご覧ください。
最終更新日:2026年6月6日。
まず答えから
水やりを止め、たまった水を捨て、明るい間接光の場所へ移します。軽症なら土を乾かし、しおれが続くなら根を調べます。黒くぶよぶよした根を切り、新しい通気のよい用土と排水できる鉢に植え替え、今後は水やりの間隔を空けましょう。
水のやりすぎの兆候
- 下葉が黄色くなる。
- 土が濡れているのにしおれる。
- 茎が柔らかくなる。
- 葉が落ちる。
- 酸っぱい臭いがする。
- キノコバエがいる。
- 土にかびが生える。
- 根が黒や茶色になる。
- 成長が遅い。
軽い水のやりすぎへの対処
根がまだ健康そうなら、次のようにします。
- 水やりを止める。
- 受け皿や鉢カバーの水を捨てる。
- より明るい間接光へ移す。
- 風通しをよくする。
- 土の上の枯れ葉を取り除く。
- 適切な乾き具合になるまで待つ。
回復中は肥料を与えないでください。
重い水のやりすぎへの対処
濡れた土でしおれていたり、腐った臭いがしたりする場合です。
- 鉢から抜く。
- 湿って締まった土を振り落とす。
- 黒く柔らかく、悪臭のする根を切る。
- 硬く淡色の根は残す。
- 新しい通気のよい用土に植え替える。
- 排水できる鉢を使う。
- 用土が乾いていれば植え替え後に少し水を与える。
- 明るい間接光で環境を安定させる。
根の大半を失うと、回復できない植物もあります。
してはいけないこと
- しおれているからと、さらに水を与える。
- 回復を「促す」ため肥料を使う。
- 強い直射日光に置く。
- はるかに大きな鉢へ移す。
- 室内で庭の土を使う。
- 排水できない装飾鉢に入れたままにする。
予防
- 水やり前に土を確かめる。
- 排水穴のある鉢を選ぶ。
- 適した鉢の大きさにする。
- 冬は水を減らす。
- 植物の種類に用土を合わせる。
- 可能なら光を増やす。
- キノコバエのいる植物は隔離する。
よくある質問
水をやりすぎた植物は回復しますか?
健康な根が十分に残り、原因を直せば回復できます。ひどい根腐れは枯死につながることがあります。
必ず植え替えが必要ですか?
いいえ。軽症なら乾かすことで回復する場合があります。湿った土で弱り続けるか、根が腐っているなら植え替えます。
水やり後に垂れるのはなぜですか?
土が乾いていたなら、時間が必要なのかもしれません。濡れているなら、根が傷んだか酸素不足の可能性があります。